5月のからだ情報
立夏 5月6日ごろ
立夏は、夏が始まる日。
夏にとても関係が深い臓器は「心臓」
このころから、心臓の動きが活発になります。
ただ春にうまく排水ができず、からだに余分な水分を残したままだと心臓に負担がかかってしまいます。
引き続き湯船に浸かり、しっかり汗出ししましょう。
また、5月のこの時季は、治りきらない捻挫や古傷などの回復力が旺盛になる時季です。
回復現象が起こる時には古傷が再び痛むかもしれませんが、それは回復の痛みです。
いい機会だと思って前向きに受け止めるだけで回復力がグンと違ってくるでしょう。
この時季のポイント
●心臓の季節に入り、心臓の動きが活発になってきます。
心臓だけを動かさないことが大切。好きな運動をしたり、全身の筋肉を動かしましょう。
●肺をいたわってあげて。
湿気の多いこの季節からよく汗かいて。皮膚呼吸がスムーズにできるからだをつくっておきましょう。
肺の季節、乾燥の秋をラクに過ごせます。
小満 5月21日ごろ
この時季は、温度とともに湿度も高くなってきます。
なのに、なぜか目が妙に乾燥したり、肌や唇がカサカサして荒れ気味になることも。
これは、からだの内側が乾燥しているということ。
むくみも乾燥のもと。体内の細胞の外側に水分が出ている状態が「むくみ」なのです。
外にばかり水分がいってしまい、細胞には水分がないことに!
まずは湯船に浸かり からだの水分をしっかり循環させましょう。
汗をたくさんかいたら、あたたかい水分をしっかり補うこと。
この時季のポイント
●ドキドキして、何かしたくなった時、できるようなら即行動に移しましょう。
ドキドキしたままだと、心臓に負担がかかります。
●肺をいたわってあげて。引き続き汗出ししましょう。
全身を動かして
心臓がドキドキするこの時季は、全身の筋肉を動かす運動が効果的。
好きなスポーツを思いっきり楽しみましょう。
粘膜に潤いを
意外と粘膜が乾燥しています。水を含んだり塩を含んだりして潤いましょう。
水含み
軽く水を含みます。
3分くらいで舌の両脇の付け根あたりから、どろっと濃くなった唾液が出るので、吐き捨てて うがい。
それを2~3回続けます。
塩含み
塩をひとつまみ 口の中に入れ、しばらくおきます。
唾液がどば~っと出てきたら、吐き出してうがいをします。
むくみ解消に
春からのむくみがまだ残っているという人は
むくみの原因となる腰椎3番のねじれを解消して 水はけをよくしましょう。
まず椅子などに座り脚を組み、わきを締め 手を胸の前に持ってきて指を組み合わせたら、上半身を左右にふります。
30回左右にふりふりを1セットにして 気になる時に行ってください。
アスパラガスで美肌に
アスパラガスには、皮膚の新陳代謝を活発にするといわれるアミノ酸の一種「アスパラギン酸」が含まれています。
湯船にしっかり浸かり汗出しして、アスパラを食べて美肌に!
穂先部分には同じアミノ酸の「ルチン」も含まれています。
こちらは血管を丈夫にする働きがあるので、夏の臓器「心臓」の負担も減らしてくれます。