3月のからだ情報

 

3月5日ごろ 啓蟄

 

一雨ごとに気温が高くなっていく時季。

冬の間に肝臓・腎臓に負担をあまりかけない状態で桜の季節を迎えられると、その年の花粉症の症状もぐっと軽減するはず。

もう症状が出てしまっている場合は、粘膜をうるうるした状態にすることで、症状をおさえることができます。

今からでも遅くはないので、腰湯や水含みで「うるうる粘膜」をキープ。

 

食べ過ぎ飲み過ぎを控えて、臓器(特に春の腎臓、肝臓)の負担を軽くしてあげるのも大切。

ほほ骨をさわってみて、硬くなっているときは、内分泌の循環が悪くなっています。

それが花粉症の涙や鼻水の原因にも。

わきをしめて ほほ骨を優しく1センチくらい持ち上げてみましょう。

少し手を加えてあげることで、からだは動き始めます。

 

3月21日ごろ 春分

 

一年のうちで2日しかない「昼夜の時間がほぼ一緒になる日」

この春分のころから、徐々に暖かい日が増えてきて、強い風が吹き始めます。

この時季の風は湿気をたくさん含んでいて、冬の乾燥した風とはまったくタイプが違います。

冬が終わり、体もゆるんできたところへの湿気のある風のパーンチ! で足元を冷やしてしまい、体調を崩す人が多いのです。

足が冷えてくると、腰が痛くなってきたりもします。

温かくなってきたからといって、足元のガードをゆるめないこと。


鼻水には足湯

 

湿気のある雪の日には、花粉症の症状が出る人が続出。

それは、足が冷えているから。

足が冷えていると、鼻水がでます。こういうときにはずばり「足湯」をしましょう。

 

足湯

くるぶし数センチ上まで、足がじんじんするくらいのお湯を入れて、じんわり汗をかくまで温めます。

足首をあたためると、のどのイガイガにも効果アリです。


クエン酸で肝臓をお助け

 

脂肪分の多い牛乳を飲むのはやめましょう。

甘い飲み物やお酒もこの時期は控えて。

代わりに100%のグレープフルーツジュースなどで、クエン酸をとりましょう。

肝臓の働きを助けます。


肝臓にあさり&しじみ

 

あさりやしじみに含まれる「タウリン」をはじめとするアミノ酸(メチオニン・シスチン等)には

肝臓から作られる胆汁(脂肪の消化に深い関係があります)の分泌をスムーズにする働きがあります。


股関節を動かして

 

ストレッチをしたり大股で歩いたり。

股関節をよく動かすと、血液の循環、体の中の水分の循環に効果があります。


炭水化物を控えて

 

この時季、ごはん、パン、麺などの炭水化物を控えましょう。

肝臓の負担がぐっと減ります。


中からぽかぽかに

 

動かすことで中からしっかりぽかぽかさせましょう。

 

足指じゃんけん

足でじゃんけんの「グー」と「パー」を交互に。

「グー」は全部の指がしっかり握れて、「パー」は全部の指がきれいに離れるように。

特に真ん中の3本の指は、骨盤との関係も深いのでしっかりと。

 

足首回し

手の指を足の1本ずつにからませ、しっかりと足指をひろげた状態で大きく足首を回します。


仙骨あたため

 

眠る前に仙骨を掌であたためましょう。

仙骨は、おしりの割れ目に中指をあて、掌がちょうどくるところにあります。

黄体ホルモンの分泌が増えて、アトピーや花粉症に効果的です。


ニラで内臓を元気に

 

ニラは、体をあたためる効果が高く、内臓全体を元気にしてくれます。

特に胃腸に効果あり。

胃腸がばっちり働けば、肝臓への負担も減るというわけです。

あと、血液の中の脂肪分を減らし、血液をサラサラにする効果もあります。