10月のからだ情報

 

寒露 10月8日ごろ

 

秋も深まってくるこの時季、妙に寂しくなったり

悲しくなったりします。

それは、気温や湿度の低下によって、呼吸器に変化が起き始めるから。

秋に関係の深い臓器の「肺臓」が、活発に働く時季なのです。

肺臓の状態は、まず鼻にあらわれます。

鼻が詰まったり、鼻水が出たり。

鼻詰りの息苦しさは、鼻に加えて、肺と同じように呼吸している皮膚の循環もうまくいってないから。

バスエクササイズをうまく利用して、夏の間にため込んだ無駄な水分を毛穴から抜き、皮膚呼吸をスムーズにしておきましょう。

 

 霜降 10月23日ごろ

 

この時季は、秋から冬に移り変わる「秋の土用」にあたります。気温がぐっと下がってくるこの時季、なんとなく食欲が増す人も。

昔から「食欲の秋」というものの、やたらと甘い物や脂っこい物が食べたくなるのは、体の感受性がおかしくなっている証拠。

汗をかくことで、濃くなり過ぎた胃液が薄まり、消化能力も落ちるので、そうは食べられなくなります。

 

 

 

 


かぶで胃腸をお助け

 

かぶはこの時季から春先まで食べられる、お得な食材です。

かぶには、ビタミンCや食物繊維のほか、消化を助ける成分が含まれています。

それはでんぷんの消化を助けるジアスターゼ(アミラーゼ)。

食欲の秋!で疲れた胃腸を優しく助けます。

また、胃腸をあたため、冷えが原因の腰痛をやわらげる効果もあるとか。

 

 


目の疲れに ブルーベリー

 

目と胃は深い関係にある臓器どうし。

目の疲れは胃の疲れになり また、そんな過剰な食欲で胃を酷使すると、目も疲れやすくなります。

そんな時に、果実の自然な甘さで、食欲も満たされ目の疲れも取れる、お得な食材がブルーベリーです。

含まれる成分としては「アントシアニン」

視力回復効果、目の疲れをとってくれる効果があります。

抗酸化作用も高く、ガンなどの老化による病気の予防にも繋がると言われています。


寝室に乾燥対策

 

風邪予防に、寝室には、濡れた洗濯物やタオルを干すか、加湿器を使い始めても。


酸っぱいもので 風邪予防

 

グレープフルーツ、レモンなどの酸っぱいものを口にして唾液の分泌を促しましょう。

食べ過ぎの予防や風邪の予防になります。


肺臓の動きが活発になるこの時季は温めていたわりましょう。

鎖骨と胸の間に両手をあてて、手はそのままうつぶせで寝ます。

シクシク気分が治まります。


脾臓は、「くよくよ悩む」という感情を引き起こし、負担がかかると鬱っぽくなることも。

悩みが食欲と繋がりやすいので、資格の取得など、頭を使うことにエネルギーを向けましょう。